かなる

<いきあたりばっ旅>
2011年12月

渓太/ 9歳10ヵ月 悠太 8歳4ヵ月 碧惟/ 4歳10ヵ月

さてさて、今年も師走。
山援隊は今年も1年、水泳を頑張っているおかげで体格も良くなり、今まで風邪も引かず・・・
健康ってのは本当にありがたいものだ・・・と年寄りみたいなことを言っている小生であります。

地産地消がテーマの試食会“第11回JA大井川女性部藤枝ブロック『クッキングフェスタ・絆』”
昨年に引き続き、ちゃっかり家族でお邪魔しました。
12月初っ端のイベントが“食べる”ことなので、山援隊一同大喜び。
時間を惜しんで料理をトレイに詰める隊長・副隊長とは対照的に、
一度に山盛りにして困ってしまった事務局長が笑えた。
今年も大変美味しく頂きました。創作者に親戚がいたり、理事メンバーにも知り合いがいたり・・・
ともあれ、本物の食材を心をこめて料理して頂き、美味しく頂きました。感謝、そして感謝!!

  12月はバタバタ忙しかったけど、土日休める週末は山援隊と出掛けると決めていました。事務局長を先頭に、自転車に乗って、冬晴れの街をシャカシャカ・・・
 先ずは、12/17(土)、久々に墓参り→飛騨菓子店→蓮花寺池公園の地元散歩フルコース。実はその前に、山援隊マルナカの際、事務局長が目付のチャリに接近し過ぎて、補助輪が絡み、顔面強打(-_-;)・・・鼻の下、アゴ、指の付け根、手の甲から出血。女の子だけど、痛いのは自分持ちだから、しょうがないね。ラーメン食べる前に絆創膏張って、それでも持ち直して墓参りまで来たのでした(笑)
 蓮花寺池公園を歩いていると、枯れた切り株の真ん中から新しい芽が伸びていました。山援隊の成長に連れ、この木も大きくなっていくんだろうな。
 12/18(日)
 最近は快晴の日が続くいたおかげで、瀬戸川の水は干上がり気味。海も静岡新聞の木曜日夕刊を見る限りはイマイチ。と言う訳で、山探検に行くことにする。
 場所は藤枝市岡部町。1/25,000図“焼津“で頂上ではないけど、三角点がある“子持坂”と言う場所。道々、定番の飯ごう炊爨&レトルトカレーを腹一杯食べ、ミカンやポンカン、レモンを摘まみながら三角点を目指します。
 結局、三角点は見つけられず、しかも農道歩きだったけど、久々に山援隊で遊びに来れて楽しかったなぁ・・・
 隊長・副隊長が道端の赤い実を食べてみた。隊長「鼻水だぁ〜」、副隊長「(ペッ)マジッ」と吐き捨ててました(笑)
 キレイな富士山を見ながら、キレイな空気を吸って、美味しいご飯を食べて、楽しく歩く。最高だね。

頂上にて!

さて、年末のビッグイベント“鹿児島への旅”です。
12/23(金)〜25(日)の2泊3日、新幹線→飛行機→レンタカーの民宿泊まりの他はノープラン。
1日会社にお休みを頂き、家族サービスに行ってきました。
 事の発端は、静岡空港を利用しよう!だった。
小生が坂本竜馬とお竜が寺田屋事件の後、傷の養生を兼ね、日本初と言われる新婚旅行に行った塩浸温泉に行きたかったし、後は本場芋焼酎をさつま揚げでイッパイやりたい・・・と言う念願をくっつけて、静岡空港⇔鹿児島の旅を企画し、家族と目付両親と一緒に行くととなった。
 しかし、静岡空港発鹿児島行きは金曜日便がない・・・なので、金曜日の朝6時に起きて、7時過ぎのJRに乗り、新幹線を乗り継ぎ、羽田発のANAを予約し、昼前に鹿児島に到着。羽田は近くてイイね。
 小生と目付父の手荷物検査に時間を要し、最後は空港内放送で名前を呼ばれる始末(笑)。ともあれ、無事、レンタカーを借り、鹿児島の旅が始まりました。

 隊長、副隊長は過去に四国の旅で飛行機に乗ったことがあるんだけど、事務局長は今回、初めての飛行機なので、超ご機嫌。最初は怖がっていたけど、機中の人となれば楽しそうでした。

桜島、錦江湾をバックに、薩摩藩主島津家が作った仙厳園(磯庭園)にて

 鹿児島ラーメンみよし家(空港バイパス店)にて、九州塩とんこつでランチを済ませ、今夜の宿、指宿温泉に向かいます。鹿児島湾・錦江湾それぞれ、想像以上に大きく、対岸に見える大隅半島が大きくて遠く、そして雄大。
 仙厳園までほぼ渋滞もなく到着。入園料大人1,000円と高めだったが、躊躇なく入園。日本最強と言われた島津軍の頑丈で優雅だが決して派手ではない庭園が戦いに臨む心意気を表していた気がする。早くから産業を興し、外国と対峙してきた尚古集成館を覗けば、技術の高さに驚くばかり。
 山援隊は庭園内を所狭しと駆け回り、隊長・副隊長と小生は散歩コースの最果て集仙台まで20分ほど歩き、高い所から錦江湾を見下ろしてみる。透き通った空気は桜島との距離が近いような錯覚を起させる。そうそう、副隊長は写真の柵に乗っかって、反対側に落っこちていたなぁ(笑)
 薩摩切子の美しさったらなくて、「こんなグラスで飲む酒は美味いんだろうなぁ・・・」と数万円〜数十万円する値札を見ながら、溜息をつく。見るのはタダなので、これでイイのだ。
 鹿児島だからなのか、日本全体が暖いからなのか、至る所で紅葉が残っていた。ピークは過ぎてしまったけど、凛とした空気に映える紅葉は何とも趣がある。隊長、副隊長も、紅葉の下で1枚。

 山援隊は、スタンプラリーでクリアファイルをゲットし、得意満面。大人は思いの外素晴らしい庭園に時間を忘れ、2時間程遊んで、車中の人となる。

 桜島をグルッと見回すように国道10号線を道なりに指宿を目指す。指宿が近くなると、金曜日の夕方だろうか、相当な渋滞にハマる。民宿の人曰く「動いているようなら、渋滞じゃありません」とのこと。本当の渋滞は、どんななっちゃうんだろうか?
初日の夕ご飯はここ“居酒屋ひろみち”で!
民宿から徒歩1分。イイ意味で期待外れで美味かった

祝日で市場が休みなので鮮魚がゼロ。
キビナゴの刺身が食べたかったなぁ・・・
今宵の宿は“指宿 民宿 千成荘”
仲の良いご夫婦が経営する居心地のイイ民宿。
源泉掛け流しの温泉は最高です!

 さてと、2日目。千成荘で腹八分目の朝食を頂き、初体験の砂湯へ。
 民宿に車を置かせてもらい、徒歩5分の砂むし温泉会館“砂楽”へ。手続きを済ませ、浴衣に着替えて砂中の人となる。
 地元のおばちゃんと鹿児島大学の学生が面倒を見てくれる。みんな早々に上がったけど、小生は30分蒸されていた。途中で体が軽くなる感じがして気持ちよかった。山援隊も気持ちよさそうでした。

開聞岳(薩摩富士)をバックに長崎鼻にて
砂に蒸された後は国道226号線を西進。山側には奇怪に飛び出す岩山がチョクチョクある。
観光バスを抜き去るも、のどかな風景に変わりはない。畑の中を延びる道路は北海道の風景を思わせる。
開聞岳には頂上までの登山道がついているとのこと。「登ってみるか!」と山援隊に言うと、「登る!」と
言いそうなので、時間もないことだし、近くまで車で行ってイイにする。次来るチャンスがあったら登るべし!


 鹿児島で魚と言えば枕崎のカツオ・・・行ってきました枕崎お魚センター。一本釣りしたカツオを血抜きをした後、急速冷凍したのが枕崎ブランド“ぶえん鰹”をレストランぶえんで頂きました。。カツオ独特の匂いは全くなく、マグロのベッコウみたいな食感。
 隊長・副隊長はカツオカレー、事務局長は何故か蕎麦・・・手当たり次第に試食をした揚句、マンゴープリンのオマケまでついて、腹パンで大満足。
 もうひとつ・・・鹿児島と言えば、知覧。太平洋戦争(大東亜戦争)で沖縄戦線に片道切符で、戦闘機に爆弾を抱えて敵艦めがけて突っ込んで行った1,036の御霊が眠る“知覧特攻平和会館”には行きたかった。
 家族を思う気持ち、何が当たり前で、何が平和なのか・・・命って何なのか?幸せって何なのか?清々しさ・爽やかさって何なのか?
 時代背景から、戦争止む無しとすれば、無謀無茶以下かも知れない特別攻撃隊による体当たり・・・ここに来なければ感じることはないだろうがたくさんある。山援隊は退屈だったと思うが、事務局長が「この人たち、お手紙書いて、飛行機乗って死んじゃったんでしょ?」と聞いてきたけど、何て答えてイイか分からなかった。靖国神社の遊就館とはまた違った思いと言うか、凛とする場所だった。

 知覧を後にし、今宵の宿:霧島神社近くの“民宿 登山口温泉”に向かいます。初めて乗った高速からは桜島も見えず初日の晴天に感謝。

 霧島神社も観光地だから居酒屋くらいあるだろうと高を括っていたのが大失敗。つまり、それ系の店がゼロ・・・店じまいをしていた“薩摩蒸気屋”の優しい店員さんにお勧めを聞き、“霧島高原ロイヤルポーク 黒豚の館”まで戻り、夕餉となる。このお店、美味い!ノープランが幸いし、地元の方のおススメに従い、その土地の美味しいもを頂くことが出来たのはホント、ラッキーです。ちなみに、霧島神宮駅付近のお店も物色してみましたが、旅人会議により全ての店が却下され、この店に落ち着いたのですが、大正解でした。
 酒が目当ての小生と目付父以外は腹パンで大満足。酒飲みはレバーの燻製を買い込み、宿での二次会に備えるのでした・・・

屋上露天風呂で温まった後は、クリスマスパーティ。そうそう、今夜はクリスマスイブ。
小洒落たケーキじゃなく、“薩摩蒸気屋”さんの銘菓“かすたどん”が今夜のケーキです。
途中、サツマイモのスウィーツを買ってケーキにしよう!と言っていましたが、
道中、そのような店は、気配すら感じられず・・・“薩摩蒸気屋”さんには本当に感謝。
飲兵衛組は芋焼酎:赤利衛門と甘いさつま揚げでチビチビやりました。
鹿児島はさつま揚げも醤油も甘いんですよね。始めて知りました。

 楽しい鹿児島の旅も最終日。“薩摩蒸気屋”でお土産を買い込み、空港に向かいながらあっちこっち寄って行く作戦が始まる。お昼過ぎまでしか時間がない中、最終日も何とも盛りだくさん大満足な旅になりました。
 まずは寒風吹きすさぶ霧島神宮を参拝し、小生待望の塩浸温泉に向かいます。霧島神社から山中を抜け、石坂川沿いに下ると目に入ってきます。
 温泉は塩浸の湯と鶴の湯、そして足湯があり、折角来たから憧れの竜馬と同じ湯に浸かろうと入館券を購入。入ると何と山援隊の100%貸切。潜る、泳ぐ、浸かる、遊ぶと存分に楽しむことが出来ました。
 竜馬が歩いた散歩道を上まで登り、塩浸温泉を上から見下ろしてみました。
 

イイ湯だな!こちらが塩浸温泉


竜馬とお龍の前で、記念撮影。我ら山援隊ぜよ!

 竜馬と別れた後は、築108年の駅舎を有する“JR肥薩線 嘉例川駅”を訪ねます。以前、新聞に掲載され、鹿児島に行ったら寄ってみたいと思っていた場所。個数限定で販売されるお弁当も美味しいとのこと。
 山間を走ると、カワイイ看板が道案内をしてくれるが、観光案内かと思わせるような看板もあり、どんな場所か不安になる。
 着いてみると、まさに駅があるのみで、観光観光した場所は好きじゃないので一安心。
 駅舎に入ると何とそのお弁当も売っている。即座に人数分購入し、鹿児島最後のランチに。聞けば間もなく列車が来ると言う。ホームに入ってもイイとのことで、全員でゾロゾロ、ワサワサとホームに入って行く。

2つ先の中福良駅も同じく
築108年の駅舎とのこと
 これがお弁当(1,000円)。ボリューム満点。
駅前の店で食べた牛蒡の漬物は絶品。嘉例川のそば粉を買い込み、焼津のカツオで採ったダシでそばつゆを作り、鹿児島と静岡のコラボで年越しそばを作ることにする。

いろいろと優しく教えてくれた駅長さんと記念撮影


“はやとの風”と言う特別列車
車内はキレイにレストアされ、ダイニングテーブルや対面シートがキレイに並んでいる。
クリスマスのデコレーションもされていて、こんな列車に乗って旅をするのがイイなぁ・・・と思う。
車掌(?)兼ガイドの女性は、それはそれはキレイな女性でした。

 ここから鹿児島空港まで拍子抜けするほど近かったので、やっぱり最後に美味しいさつま揚げを買おう!と言うことになり、加治木の街まで足を伸ばし、ウロウロして偶然“田中蒲鉾店”を発見。ホント、今回の旅は偶然イイ方に転ぶことが多い。

 そして、最後の最後、鹿児島空港前の“西郷公園”に立ち寄り、2体目の西郷像を眺める。今朝は風花も舞ったので、メチャメチャ寒い。もう1体の西郷さんが鹿児島にいたらしいけど、ここに来てから気がついたので時すでに遅し・・・
 そうそう、山援隊はここでも、手当たり次第に試食をしていなぁ・・・そりゃ、そうだ、この時点で13:30を回っていたからな。隊長、副隊長の西郷ドンスタイルに注目(笑)

初めて入った飛行機のトイレ
これを機能的と言わず何と言う?!
隊長はトイレで何を思ったか?・・・
 レンタカーを返し、鹿児島空港ロビーで嘉例川駅のお弁当を広げます。帰路のFDAはチェックインカウンターの一番端っこ。弁当を広げたのは反対側・・・機内荷物預けは小生の仕事なので、大荷物をも持って手続きを済ませ、帰りは小さいながらも大きな価値のある“鹿児島地ビール”を手に、目付父と弁当のおかずをツマミに鹿児島に別れのビール。こいつを飲み干し、機中の人となる。
楽しかった3日間も静岡空港着後はバスとJRで帰るだけ・・・と言うのも寂しいので、反省会を藤枝駅南側の“花房”で敢行。静岡も鹿児島に負けずに寒く、鹿児島では十分頂けなかった刺身を肴に、熱燗が毛細血管を広げてくれました。
山援隊の鹿児島“いきあたりばっ旅”はこれでオシマイ。しかし、この3人、よく食べたなぁ・・・

 鹿児島から戻ったら、年越しの準備です。
隊長、副隊長は宿題を片付け、小生、目付は大掃除や正月の準備です。

 とは言え、みんなでやるのが、蕎麦作り。
去年、削り節器と本枯節を購入し、美味しい鰹節を知り、美味しいだし汁が出来たので、今年の年越し蕎麦は自分たちで蕎麦とそばつゆを作ろうと決めた。本枯節は予め購入してあったので、鹿児島の嘉例川駅前のお店で売っていたそば粉を購入し、年越し蕎麦に備える。

 先ずは、12/30に鰹節を削る。これは隊長が頑張ってくれました。事務局長は差し詰め監督or応援団と言ったところか。
 でもって、宿題と鰹節削りが終わったので、チョッと探検に出掛けます。歩いて、岡出山公園〜慶全寺でお墓参り〜蓮花寺池公園と言う近所探検コース。

 岡出山公園の山道では、切り株にポッカリと穴が開き、山援隊3人がすっぽり入ってしまうではないか・・・途中、鳥の羽がたくさん抜けている場所を過ぎたり、フワフワの苔の上をジャンプしながら墓参りを終え、蓮花寺公園で滑り台大会。

 家に戻って、小生と目付はミッションインポッシブル・ゴーストプロトコルを観に行くと言うと、ブーイングが起こる・・・焦げてしまったカレーを山援隊に用意して、謝りながら車中の人に。
 さて、明日は蕎麦打ちだ!
と言う訳で、迎えた2011年大晦日
隊長は書き初めの宿題を、副隊長は書き取りの宿題を前倒しで片付けたのかな?
ともあれ、年越し蕎麦打ちをしなければなりません。15:30頃から取りかかります。

先ずはコネコネ。
小生が途中までコネた後は、山援隊がコネコネします。


次は伸ばします。
なかなか上手く伸びませんでしたが、何とか平べったくなりました。
この後、自家製のそばつゆと、瀬古屋さんのエビ天とで、年越し蕎麦をみんなで頂きました。

こうして2011年も終わりになりました。
今年も一年、山援隊は元気に遊んで、食べて、動いて、泣いて、笑って、成長したかな。
2012年、皆さんにとっても、山援隊にとっても、素晴らしい一年となりますようにお祈りたします。



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